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家族のために

妻のために死にたくない



筆舌につくしがたい感動をいただきました
久々に本読んで泣いた

永遠の0、という本です
知り合いに貸してもらいました
現代の青年とその姉が、いきなり存在を明かされた実の祖父について話を聞いて回るのが大筋

今まで実の祖父だと思っていた人は祖母の再婚相手であり、実の祖父は沖縄戦の特攻で亡くなっていた
祖母が数年前亡くなり、母から祖父にまつわる事実を明かされてやむなくニート状態だった青年は、フリーライターの姉のバイトで祖父を知る人を探し、話を聞きに行く

何人もの人によって語られる彼らの祖父は戦地にいながら生きて帰ることを口にし、臆病者と謗られることもありながらも、穏やかで物腰の柔らかい、類い稀なる優秀な零戦パイロット
はじめに臆病者と罵る元戦友の話を聞くと読んでいて落胆を感じざるをえない
未帰還機があるにも関わらず無傷で帰還するとはどういうことか
その人があまり明かされない時点では違和感としてしこりが残る
次々に違う人が、少しずつ違う視点から違う面を語っていくうちにこの人に愛着を持たずにはいられなかった
決して死ぬことをよしとしなかったのにどうして最後の最期に特攻へ行けたのか
何をもって死んだのか

プロローグとエピローグは元米兵の回想で、その元米兵が乗船していた空母に彼は最期特攻した
悪魔とまで評され、敵に畏敬の念を抱かせたことと裏腹に、そこに至るまでに描かれる軍国主義の下に行われた人道にもとる戦術や戦略は多少の違いはあれど実際に事実だと考えるにあたって、たとえ民主主義だろうとなんだろうと戦争における無残さに変わりがあるとは思わない
それでも人をただの駒としかとらえず、戦争の実情を理解しないまま無謀きわまりなく送り出す作戦は最悪だ
視点の違う本を読めばまた印象は大きく変わるのだろうが、滅多なことじゃ手の届かない木の内部が腐っていることを俺は気持ち悪いと感じる

無駄死に犬死にだなんて言葉、容易に使ってはならないのだ
意味がない訳ないし、人はその人だけで生きてるのでもないのに気分悪い

たまらなく愛しい
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